呂布が最強だったのはなぜでしょうか??
呂布が他者より抜群に優れていた点や
呂布が最強と言われる所以となる出来事等教えてください。
呂布が最強なのは後世の小説『三国志演義』でそういうキャラ設定になっちゃったからです。
それ以上でも以下でもありません。
史実に見える呂布の評価は「強いことは強いけどあからさまに弱点はあるし、やりようによっては何とでも対処できる。恐れるに足らん」ってな感じです(笑)。
現代の格闘技なんかでもそうですよね。明らかに他者と実力の開きがあって連勝に次ぐ連勝だったレスリングの伊調姉妹や柔道の山下泰裕(古い!)でさえも、ライバル達はあれこれ研究して対策を立てて絶えず挑んできており、それに対して伊調や山下は油断なく修練と研鑽を積んで返り討ちにしています。
つまり圧倒的な実力差でもって勝負にならないほどの一方的な強さだった訳でなく、紙一重のところで常にライバル達を凌駕し続けたに過ぎないのです。
対して呂布はどうかと言えば、確かに騎兵の戦術など明らかな得意分野では抜きん出た実力がありましたが、一軍の将としては決定的に戦略眼・戦術眼が欠落しており、結局最期までその欠点を克服できませんでした。
なので「人中の呂布、馬中の赤兎」などと賞賛されたほどの武勇がありながらも戦に敗れて殺されてしまいました。
最後に繰り返しますが、呂布が最強というのは小説『三国志演義』での設定です。史実では有力な武将のひとりではあったけれども、決して「誰も歯がたたぬ最強の武将」ではありませんでした。
正史でも
布便弓馬,膂力過人,號為飛將(弓馬に優れていて、膂力が人よりあったため飛将と呼ばれていた)
とあるので、強かったのは間違いないでしょう。
ただ、最強かどうかは判りませんね。戦争結構負けてますし・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿