呂布の最後の言葉 大耳こそ、あやしい

呂布の最後の言葉 大耳こそ、あやしい

呂布の最後の言葉は、なんだったのでしょう？劉備は、俺の家来だと思っていたのに曹操と味方しやがって、という意味でしょうか？でも最初に攻撃した彼にそれがなぜ言えるのでしょう？

三国志の物語のお話では、曹操に捕らえられた呂布は曹操に命請いをします。呂布は「自分が曹軍で騎兵を率いれば天下に恐る者はいまい」と言ってみせます。曹操が劉備にどう思われると意見を問うと、劉備は「丁原、董卓のことがあります。また主人を裏切るでしょう」と、主人であった丁原を裏切り殺したこと、親子の契を交した董卓を裏切り殺したことを言い、また裏切るだろうと信用がならないので処刑したほうがよいとゆうことを言います。



なので呂布は自分が助けてやって契を交した劉備が裏切ったので、「大耳こそ、あやしい」→（劉備こそ、企んで裏切るので信用ならないやつであやしいぞ）と、自分よりも劉備のほうが処刑したほうがよいぞとゆう言葉の意でしょう。実際に近年では歴史の事実があきらかになってきて、最新の歴史読本の中国史の特集号では劉備は老獪な人物であったとゆうことが書されています。



最初に劉備を攻撃したのは呂布ですがそれが言えるのは、その場の助かるために放った作られた言葉でしょうね。

下の方の回答にもあるように、劉備も人のことは言えた柄ではありませんでした。だからこそ呂布は、「こいつこそ食わせ者だ！」と言いたかったのでしょう。

その後、劉備は食わせ者ぶりを発揮し（諸葛亮たちの助言も大きかったのですが）、劉璋から蜀を奪って漢中王、そして蜀漢の皇帝になるのはご存じのとおりです。

あえて劉備を弁護するなら、当時は乱世であり、食わせ者くらいでないと生き残れなかったのです。

数々の君主の下をさまよう所なんかは、劉備と呂布はよく似ています。類は友を呼ぶと言いますから曹操に上手い事とりいっている劉備の腹黒さを見抜いていたようにも思えます。さしずめ曹操に信頼されている劉備が羨ましかったんだろうと思います。