北方謙三さんの呂布

北方謙三さんの呂布

北方三国志の呂布ってすごくかっこいいそうですね？

僕はまだ読んでいないのでわかりませんが僕のイメージでは「裏切り者」でした。

でも中国史マニアの吉川晃司が好きというくらいだから魅力的な人物なんでしょうね。

どの辺がかっこいいんですか？

正史でも本当は立派な人だったんですか？

読むのは三国志演義が主体なので想像できません。

呂布に対するイメージが良いほう変わりそうです。

私も正史を読んでいないのでそちらの方は分かりませんが、北方さんの呂布は本当にカッコイイです。



年齢の離れた年上の奥さんを本当に愛してて(北方三国志に貂蝉は存在しません)、そこを董卓や王允に利用されてしまいます(奥さんと一緒に暮らしたいが為に丁原を殺したり、奥さんの病を治す為に董卓を殺したり)。奥さんに一途過ぎて娘に無関心だったり乱暴者ではありますが、赤兎に対する愛情や強者である己に対する誇り等、演技とは全く違う格好良さがあります。

因みに北方三国志では、赤兎は呂布の他には誰も己に乗せず、関羽は赤兎の子供に乗る事となります。



北方三国志は義兄弟の邂逅から始まりますが、他では描かれていない出会い方です。劉備が聖人君子ではなくそれを装っていたり(でも漢室復興の志等は演技よりはっきりしてる)、曹操の思考が細かく描かれてたり、オリジナルキャラが出てきたりします。賛否両論ありますが、私はとても素敵な小説だと思います(北方さんの歴史小説が好きなので)。



後、張飛と馬超もカッコイイですよ。