三国志の中で好きなシーンを教えてください。(現在読書中の為、具体的な内容でお願いします)
白門楼が好きです。
呂布軍の最期は切なく、
三国志の中でも屈指の名場面のひとつと思っています。
曹操に破れ、捕虜引見に引き出された呂布軍の武将たち。
戦いの鬼神とは思えない姿で命乞いをする呂布。
その武を利用され続けた「飛将軍」の哀れな最期です。
関羽との友誼により、命救われる張遼。
張遼はその後、魏の勇将として活躍し、
有名な合肥の戦いなどなど、数々の武勲を立てます。
曹操との舌戦をくりひろげるも誇り高く死ぬ陳宮。
曹操は陳宮の才を惜しみ、処刑場へむかう彼を
涙を浮かべて見送ったといいます。
だがこの白門楼、呂布、張遼、陳宮と目立ちすぎの連中の影に隠れて、
高順の描写があっさりとしすぎている気がするのです。
ただ何も語らず、従容と呂布に殉じた無口な男だからこそなのでしょうが、
贈り物を送られても受け取らず酒も飲まず、
呂布からどんな理不尽な扱いをうけても
呂布への忠義を貫き生き抜いた武骨な男。
愚直なまでにまっすぐな忠誠心…その漢らしさに憧れます。
白門楼、これはきっと高順にとっての名シーンなのだ!
断然官渡の戦いですね
官渡の戦いを前に、魏の軍師郭嘉が曹操に向かって「曹操十の勝因、袁尚十の敗因」を長々と語る場面ですね!よくまぁ、あんなに思いつくこと…(-.-;)
劉備、孔明の大志を必死に守ろうと、剣閣に立て篭もり、最後の抵抗をする姜維とその兵達。
しかし、当の息子である劉禅は魏にさっさと降伏してしまう。
それを聞いた姜維達は無念の思いからか、泣きながら剣を岩に叩きつける。
このシーンには、思わず目頭が熱くなるのを感じましたね。
まぁ、漫画なんですが…
劉備が刑洲を統一しようとしてた時、趙雲に結婚の話が出るが、趙雲は断ります。
劉備と孔明が
『真から武士よのう・・・。』
と言うシーン。
蜀の軍師である諸葛孔明が北伐(魏への遠征)に出発する際に、
劉禅(劉備の子)にあてて出師表を記し、遠征に出掛けるシーンが感動的です。
劉禅に次のように語ります。蜀の強いところは人材の豊富さであるから、人材を大事にして、彼らを信用しなさい。劉備殿は、自分のようなものに三度も礼を尽くしてくれた。だから、私は、その恩に報いるために魏を打ち破らんとするのだ、と。
最後に、こう記します。
「臣不勝受恩感激。今当遠離臨表涕零不知所言」(わたしは恩をうけたことの感激にうちかつことができません。いままさに遠く離れるにあたり涙をながし、ことばもありません)
かくして歴戦の蜀の英雄の中でただ一人残った孔明は、劉備の忠義に報いるために出発します。涙がでないはずが有りませんよw
0 件のコメント:
コメントを投稿