漫画『三国志』に出てきたセキトバという馬は実在したのですか?
1日に何百キロも走るとかいう話ですが
正史三国志の「呂布伝」によると、
呂布が袁紹の元に使えていた頃、袁紹に頼まれ張燕を攻撃したとき
「呂布は常に赤兎という良馬に乗り敵陣に突進し、
ついに張燕を打ち破った」と書いてあるようです。
また、「曹瞞伝」(あまん・曹操の幼名)によると、
呂布の武勇から「人中の呂布、馬中の赤兎」とも書いてあるようです。
千里だと現在の414.72キロ(中国の後漢の時代では1里414.72m(300歩)で計算する)ので、実際には無理でしょう。
よく走る馬の例えで千里と言われているようです。
赤兎馬は汗血馬(血の様な汗を流す馬・血の汗が出るまで走る馬とも)ではないかというのが有力説です。
汗血馬の産地は大苑国(フェルガーナ国)といわれています。
midorinopanda_maniac さんが三国志は小説といってますが、
一般的に言われている三国志は三国志演義といわれている小説の場合がほとんどですけど、
正史三国志は小説ではありませんよ。
ただ、正史を書いた時期が当時よりもかなり年月が経ってから書いたので
多少なりとも作者の創意工夫が施されているのではないか
というレベルの問題です。
実際の所それすらはっきりしたことはわかっていません。
確実に言えることは正史三国志に「赤兎馬」という記述はあります。
三国時代の資料は少ないので、はっきりした事はいえないと思いますよ。三国志自体も小説で有名ですしね。(信憑性確かでない=創作かもしれない)
汗血馬はご存知ですか?一日に千里を走る馬といわれています。遊牧民族系の駿馬ではないかと憶測されますが、正史には「赤兎馬」は載っていないようですね。
最初の登場から死まで20年以上に渡り現役で走り続けられるということはまず考えられません。
しかし、赤兎という名馬が存在したことは確かなようで、この赤兎を関羽に結びつけ、複数の名馬のことが赤兎馬に仮託して伝えられたとも考えられます。
0 件のコメント:
コメントを投稿